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いよいよベネチアに向け出発です。写真はミラノ中央駅。ベネチアへは陸路列車の経路と飛行機によるアプローチとがあります。空路の場合マルコポーロ空港にランディングしますが、ベネチアまでは高速船で約1時間と少し距離がありちょっと不便です。通常は電車で向かいます。切符は構内の券売機で購入。うまく買えないこともありますがそんな時は焦ってはいけません。大概の場合は券売機の故障ですから。ミラノ、ベネチア間は、特急列車で2時間半程度。早朝の出発です。 |
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途中Brescia駅に停車。ベネチアに近づくにつれ、景色も変わっていきます。 |
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水の都、ベネチアに到着。ベネチアは、もともと土砂の堆積により形成される「潟」の上にできた街で、本島中央には大きな運河がSの字に伸びています。見るからに風光明媚でたまに訪れると確かにいいところですが、地盤沈下や人口流出、或いは温暖化の影響による海面上昇など、様々な問題を抱えていることも事実のようです。列車の終着駅「サンタルチア」駅で下車した後は、大運河を船でサンマルコ広場まで。 |
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サンマルコ広場、ではありません。サンマルコ広場の近くです。下の写真に見える正面の建物を右に曲がりしばらく歩くとサンマルコ広場です。 |
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サンマルコ広場へのアプローチ。回廊のような造りで、たくさんの土産物屋さん、宝飾品店、カフェなどが軒を連ねます。本気で買い物をする気なら、2時間くらいはあっという間に過ぎてしまうでしょう。 |
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サンマルコ広場を離れ、再びバポレットに。ムラーノ島へ。 |
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ムラーノ島へ到着。早速目指す工房に向け移動開始。途中バーに立ち寄り喉を潤す。 |
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取引先のベネチアングラスミラー工房。中は整理が行き届いていて清潔です。ご覧の通り完全ハンドメイド。「ベネチアングラスはベネチアに行けば買える」のは当然のことですが、目抜き通りに立ち並ぶショップは殆どが小売店で製造はしていません。ベネチアは分業制度が隅々まで浸透しているので、工房が直販をしていることは稀です。また、路地の奥の方にしか工房はありませんので、人眼にもつかないという訳です。因みに小売店で買うベネチアングラスは、品質は兎に角、価格は正直なところ安くはありません。中国人のような強かな交渉術と、良い品を見抜く眼力を持ち合わせないと高い品を売りつけられるだけ、というのが私の感想でしょうか。 |