土壁やその他の壁

土壁やその他の壁への取り付け

土壁

竹格子の下地の上に土材(漆喰)を塗り重ねた壁です。土壁は重量物を支えられるだけの十分な強度がないため、直接土壁にミラーを設置するのは大変難しいですので鴨居や桟を利用して吊り下げます。土壁にどうしても直接設置したい場合は、壁に直径4~5mm程度の穴を開けてカールプラグを打設しネジ止めするという方法があります。ただしこの方法はかなりリスキーで難度も高いため、岡本鏡店でもほとんど採らない方法です。カールプラグの打設についてはコンクリート壁への取り付けページを参考にして下さい。なお、一見土壁のようでも石膏ボードに珪藻土などを塗って仕上げていることがあります。この場合は石膏ボード壁への取り付けと同じ要領で設置が可能ですので見極めが大切です。

化粧板の壁

厚さ3ミリ程度の薄いベニヤの化粧板を貼った壁で古い家屋に時々見られます。化粧板の壁は石膏ボードの壁と違い下地の桟木が比較的簡単に見つけられます。手で押してみて固い箇所や、よく見ると細い釘がベニヤ板に打ち付けられている部分があります。その部分にネジをねじ込むと吊り下げられるはずです。また、ボードファスナーというアンカープラグを使うと中空部分でも取り付けられます。ボードファスナーについては、前ページの「ミラーの設置に必要な材料」をご覧下さい。

タイルの壁

タイル壁は、コンクリートの壁と同じ方法で取り付けをします。気を付けたいのはタイル表面を削孔するとタイルが割れてしまう恐れがありますので目地を削孔することです。

軽鉄下地の壁

壁を作る際に用いる桟木は木桟の場合と軽鉄下地の場合があります。木桟はタッピングネジがねじ込めますのでほとんど苦労なく施工できますが、軽鉄の場合タッピングネジはなかなかねじ込めませんので軽天ビスを用いて施工します。軽天ビスについては、前ページの「ミラーの設置に必要な材料」をご覧下さい。

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